
AI Inpainting完全ガイド:画像の部分修正・編集テクニック
InpaintingAI画像編集修正Stable Diffusion
AIを使った画像の部分的な修正・編集技術「Inpainting」を徹底解説。不要物除去、部分的な変更、修正のコツから実践的な活用例まで詳しくご紹介します。
Inpaintingとは
Inpainting(インペインティング)は、画像の一部を選択して、AIが周囲に調和する形で再生成・修正する技術です。不要物除去、部分的な変更、細部の修正などに活用できます。
Inpaintingでできること
Inpaintingの主な用途と可能性。
- 不要物除去: 画像から不要な要素を削除
- 部分変更: 髪色、服装、表情などを変更
- 細部修正: 変な手、崩れた顔などを修正
- 要素追加: 新しい要素を自然に追加
- 背景置換: キャラクターはそのまま背景を変更
- スタイル変更: 一部だけ画風を変える
Inpaintingの基本手順
Stable Diffusion WebUIでのInpainting方法。
- 1. img2imgタブを開く
- 2. Inpaintサブタブを選択
- 3. 元画像をアップロード
- 4. ブラシツールでマスク(修正範囲)を描く
- 5. プロンプトで希望する内容を指定
- 6. Denoise strengthを調整(0.3〜0.8)
- 7. Generate実行
マスクの描き方のコツ
効果的なマスク作成のポイント。
- 余裕を持たせる: 変更したい部分より少し広めに
- 境界をぼかす: マスクの端は少し余裕を持って
- 細かすぎない: あまりに小さい範囲は難しい
- 形状を意識: 自然な境界線になるように
- 複数回試す: 1回で完璧は難しい、何度か試す
Denoise Strengthの調整
修正の強さを決める重要なパラメータ。
- 0.1〜0.3: 微調整、色味や細部の修正
- 0.3〜0.5: 標準、部分的な変更に最適
- 0.5〜0.7: 大きな変更、要素の追加・削除
- 0.7〜0.9: ほぼ再生成、大幅な変更
- 1.0: 完全再生成、元画像の影響最小
- 推奨: 0.4〜0.6から始めて調整
Inpaintingモードの違い
WebUIの各種Inpaintingモードを理解する。
- Inpaint masked: マスク部分のみを修正(標準)
- Inpaint not masked: マスク以外を修正(逆マスク)
- Inpaint whole picture: 全体を再生成(マスク部分重視)
- Only masked: マスク部分だけに集中(高速)
- おすすめ: 通常はInpaint maskedを使用
用途別Inpainting実践例
具体的な使用例とプロンプト。
- 不要物除去: プロンプト空欄、Denoise 0.6〜0.8、マスクで不要物を覆う
- 髪色変更: プロンプト「blonde hair」など、Denoise 0.4〜0.5
- 表情変更: プロンプト「smiling face」など、Denoise 0.3〜0.5
- 服装変更: プロンプト「red dress」など、Denoise 0.5〜0.7
- 手の修正: プロンプト「perfect hands, detailed fingers」、Denoise 0.5〜0.7
- 背景置換: 背景全体をマスク、新しい背景プロンプト、Denoise 0.7〜0.9
高品質Inpaintingのコツ
より自然な結果を得るためのテクニック。
- 元画像と同じモデル: 生成に使ったモデルで修正
- プロンプト一致: 元画像のプロンプトをベースに
- 適切なマスクサイズ: 広すぎず狭すぎず
- 複数回試行: Seed値変えて何度か生成
- 段階的修正: 大きな変更は何回かに分けて
- ControlNet併用: より精密な制御が可能
まとめ
Inpaintingは、AI画像生成で最も実用的な機能の一つです。不要物の除去から細部の修正まで、様々な用途に活用できます。マスクの描き方とDenoise strengthの調整がポイントで、慣れれば思い通りの修正が可能になります。何度も試して最適な設定を見つけましょう。


